海獣の子供

大好きなリトル・フォレストの原作の五十嵐大介さんの作品で米津玄師さんが主題歌で芦田愛菜ちゃんが主人公の声を演ってるしか情報がなくいった。
やっぱりあの原作の絵がどう動くのかが気になった。予告の映像もきれいだったし、映画というより絵画鑑賞気分で観に行った。
稲垣吾郎さまと蒼井優ちゃんが出てるなんてちっとも気づかなかった
私のイチオシの石橋陽彩くんまで出てるなんて…エンドロールで気づくことが多すぎた。

おっきな瞳が零れ落ちそうで、瞳の中に星があるってのはこのことだと思う。
海の受精ってことですか?テーマが壮大過ぎて意識が何度かパァーンなったよね(かなりの寝不足もあったけど)
自然と宇宙のスペクタクルロマンをファンタジー超細密画でアニメにした感じなんだよね
海にドッポン落とされた感じがするくらい海の息づかいを体感した。
あまり雄弁な作品ではないけど、それ以上になにかを伝えてくるし、受け取るものがあったと思う。
あの原作をいかにアニメーションにするかということがテーマだったと思う。
才能に技術と情熱をぶつけてものすごい海と宇宙を作り上げた感じ。
クジラとか魚とか生き物たちがとても可愛くて美しい
五十嵐作品だから食事シーンは本当に素晴らしい。海老の殻を剥くブリっとした音とか湯気の上がるかんじとか汁が垂れる感じとか絵で唾飲むくらい美味しそうに描かれてて堪らない。
私の基準だが、食事シーンが美味しそうに描けてる作品は小説にしろ漫画にしろ映像にしろ面白いというのがある。まさにこれ!
あの緻密な線がよどみなく動画となっているのがアニメーションの技術の高さなんだろうな…
圧巻のシーンだらけで、それだけで海の大きさ奥深さ不思議さ神秘さが伝わる
こぼれそうな大きな瞳で登場人物たちが前を見据えるから、私達もあの雄大な海を目を見開いて見つめられる