来る

ホラー・サスペンスな映画。
ホラーというか心臓に悪い系は苦手だし、岡田パイセンにもブッキーにも興味はないんだけど、中島哲也監督っていうのと小松菜奈黒木華ちゃんとそして松たか子様に惹かれまして観にいきました。
ブッキーはああいうゲスい役がとても上手だな~薄っぺらい優しさ振りまくヤツw
前半は薄っぺらい人間性をうまくあぶり出していて、役者の演技がとても素晴らしかった…けれども内容がイマイチ面白くない。これになんのエンターテイメント性があるの?このメンツならもっといい題材あったでしょ?
そんな中、うまいことオタクどもの中二病に火を灯してくれたのが松様率いる霊能力者達でした。
陰陽師、祈祷、祓い、悪霊、憑く…このワードでうひょ~!っとしてたところに切り込み隊長の柴田理恵がまあ、すんばらしい!シブい!かあっこいい!!
お金をかけた祈祷セットとシーンが、疼く心にビシバシ刺さる!陰陽師のおじさんたちが、新幹線乗ってたり、カプセルホテル使ってたり…。そう!そういうヤツが観たかった!!
アナログな魔術とか陰陽道がうまいこと現代に溶け込んでビジネスしてる雰囲気 た・ま・ら・ん!!
女子高生が写メとか撮ってキャッキャ!してるのにキリッと巫女姿になって舞っているとか・・・ありがとう!
血を吐きながら霊能力者がバッタバッタと倒れていくのが素晴らしい。
そしてラスボスの松様...あの岡田パイセンをグーでぶん殴るとか...最強!!
社会の闇とか人間の裏の顔とかそいうのじゃなくて、この映画は霊能力者のバトルアクションが見どころです。