バット・ジーニアス 危険な天才たち

タイの映画。天才学生が報酬と引き換えに集団カンニングを請け負うっていう話。
設定だけでワクワクするわ!!レッツ!カンニング大作戦!!ってなノリなのかと思ったら随分と違ってた。
カンニングシーンはなかなか圧巻で、サスペンス感もありドキドキハラハラで手に汗握りました。悪いことなんだけど、作戦がうまくいくと「やった!」ってなりますね。
格差社会とか学歴だとかいろいろ社会背景はあるのかもしれないけど、最終的にはなんだか切ないお話だった。実話が元になっているらしいので、結局最後はこういう結果になるのはわかってたけど…ああ、悲しいな。
正義と悪ってわけじゃないけど白と黒がオセロみたいに両面になってて、入れ替わっていく心情をただ眺めていることしかできないのが歯がゆかった。とてもいい子なのに…染まっていく。悲しみに負けないでほしかった。